東京の下町・小岩をPRする「コイデラ」――その“特派員”として活躍する加藤早和子（さわ）＆北野桃香（もも）にインタビュー「ありのままの自分で街に切り込んでいきたい」

キャラにアニメ、アイドルとご当地をPRするコンテンツが日本じゅうにあふれる今、東京の東端に位置する小岩で街の魅力を発信しているのが、2020年夏に加入したコイデラ特派員の加藤早和子（さわ）と、2021年5月に加入した北野桃香（もも）の2人。

2人は小岩コンテンツプロジェクトが運営する小岩の魅力を発信していくメディア「小岩デラックス（コイデラ）」で、YouTubeやTwitter、インスタ、TikTokなどを駆使し、街の名店での食レポや名所旧跡を紹介している。

元々小岩出身ではなくオーディションで選ばれた2人だが、今では撮影中に地元の人から声をかけられるように。自身も小岩が大好きになったというさわとももの2人に今回はインタビュー。2人はどうやって街を好きになり、また街から好かれるようになっていったのか――？

↓↓↓↓↓↓↓↓インタビュー↓↓↓↓↓↓↓↓

―お2人がコイデラに加入したきっかけと経緯をお聞かせください

さわ：きっかけはオーディションサイトからです。元々しゃべる仕事に興味があったんですが、当時はまだ経験も少なくて、そこに新型コロナの流行が重なってやりたいこともできなくなって。でも自分の自信につながる経験を作りたいという思いから挑戦してみました。

もも：私もオーディションサイトで応募しました。大学時代から役者をやりたいと思っていたんですが、コロナで舞台などの活動も厳しい状況になって、1年ぐらいほとんど何もできないでいたなか、友人から「こんなのあるよ」と言われて。この機会に今までの自分なら絶対やらなかったことに挑戦してみようと思って応募しました。

―実際にコイデラ特派員になってみていかがでした？

さわ：「おいしい」をちゃんと言語化するって本当に難しいって初食レポで実感しました。テレビで食レポをやっているタレントさんて本当にすごいんだなと。

もも：さわちゃんが言うように食レポの難しさもあるんですけど、飲食店に伺った際、お店の方々がすごく優しく温かく迎えて下さって、最近は「いつも見てるよ」と声をかけていただけたり、小岩の人たちの人情の厚さ、下町感を感じられた時、やって良かったなと思います。

―元々地元ではない街を自分が推していく側になることに不安はありませんでしたか？

さわ：不安はなかったです。私の地元の街は商店街が廃れてしまった街で、だからこそ商店街に活気があることがどれほどすごい事なのかを、外から来た人間の視点で伝えられると思っていたので。

もも：私も不安はなかったです。元々知らない街だから逆に今後知っていく楽しさのほうが大きくて。小岩ってなんとなく地元のような雰囲気があって、みんな温かくて、今はほぼ地元みたいな感覚があるんです。

―小岩が自分のもう一つの地元みたいな感覚になっているんですね

2人：そうですね。

―そう思えるようになったきっかけや、実感した瞬間って？

さわ：今、再開発でタワーマンションとかが建ち始めてるんですが、変わっていく街の様子を見て寂しさを感じた時です。第二のホームタウン的な感覚を持ちました。

もも：こないだ、最初に取材に行かせていただいたお店の前を通った時に、私の写真とチラシが貼っていただいてるのを発見して、ここでちょっとは地元の人に認められてきたのかなと感じました。

―小岩でおすすめの場所や推しポイントなどはありますか？

さわ：有名どころですが電気屋さんの「わたでん」さん。ガラケーのシャッターを本当に見ていただきたくて。小学生の時に使っていたガラケーを見つけて感激したんです。ガラケー使ったことある方ならこの感覚味わえると思います。

もも：昭和通りがちょっとレトロなTHE・商店街って感じで好きです。昭和通りに取材行くことが多くて、すごく雰囲気が好きなんですけど、再開発でなくなっちゃう（一部が再開発）と聞いて“あの景色を残しておきたいな”って思いました。

―これから春を迎え、進学や就職で新しい場所で暮らす人が増えます。新しい街、見知らぬ街を好きになる“コツ”みたいなものってありますか？

さわ：その街に住んでる人からすれば当たり前なことが、実はその街の特色だと思えるかもしれないので、きれいな言い方ではないですがその街のことを“知ったかぶらない”で、ありのままの自分で街に切り込んでいったらいいと思います。

もも：私は飲食店に行ってみるのがいいと思います。その土地ならではのお店に足を踏み入れてみる。最初はちょっと行くのためらうかもしれないんですけど、入ってみると皆さん優しく迎えてくれたりとか、そこで人のつながりも広がっていくと思うので。人と仲良くなるっていうのが1番大事かなと思います。

―最後に2022年の抱負を！

さわ：コイデラのチャンネル登録者3000人を目指します。“倍に増やす”って意味で頑張りたいです。

もも：もっとコイデラを知ってもらいながらもっと“小岩の顔”になれたらいいです。小岩の人たちに私たちを知ってもらって、たくさん声をかけてもらうっていうのが目標です。

（インタビュー・写真：葛西桐弥）

加藤早和子（かとうさわこ）プロフィール

1999年5月25日生まれ。身長161cm。趣味はサッカー観戦とたくさん食べること。小岩の好きな場所は小岩中央通り商店街、好きなお店は小岩駅南口にある『かしかし』。現在、青山学院大学法学部に在学中。ミス日本コンテスト2021ファイナリスト。

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北野桃香（きたのももか）プロフィール

1998年12月25日生まれ。身長157cm。趣味は舞台鑑賞とギター。特技は歌うこと。小岩の好きな場所は昭和通り商店街。現在、コイデラ特派員の傍らミュージカル女優として活動中。エステー主催TOURSミュージカル『赤毛のアン』など出演。

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