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夢はアニメ化!北郷可恩(ex.清 竜人25)率いる3人組セルフアイドル「youmenosay」に、デビューライブ直前インタビュー

dot yell編集部
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3次元から2次元へ!リアルなアイドル活動で起きた出来事を原作に、ノンフィクションのアニメ化を目指すアイドルユニット「youmenosay(ゆめのせい)」の結成が、3月26日に発表された。総合プロデュースおよびリーダーは、清 竜人25やsimpatixなどで活躍してきた北郷可恩(ほんごうかのん)が担当し、逢花ゆま(あいはなゆま)、雪乃さり(ゆきのさり)とともに自らの手で運営するセルフアイドルとして活動。5月7日に第1話となるデビューライブを渋谷DIVEで開催する。


3人はどのようにして出会ったのか、なぜアニメ化を目指すのか、楽曲、振付、衣装はどのように作っているのか――結成に至るまでの間だけでも、アニメ数話分になろうかというストーリーを積み重ねている彼女たちに、3人揃っての初インタビューに答えてもらった。




↓↓↓↓↓↓↓↓インタビュー↓↓↓↓↓↓↓↓



――みなさんの名前の由来からお聞きしたいんですけど、可恩さんは本名なんですよね?

可恩:私は本名ですけど、2人は本名じゃなくて。ゆまちゃんの名前の由来は?
ゆま:私は「逢花ゆま」という名前なんですけど、「逢」は人と人とが運命的に巡り合うという出逢いの意味で、「花」は美しくて、儚くて、限られた時間のなかで輝くという意味でアイドルと同じだなと思っていたので、逢花という苗字にしました。「ゆま」は夢に向かって真っ直ぐ進むという意味で、漢字の「夢真」にしようと思ったんですけど、ちょっと印象が堅くなっちゃうかなと思って、ひらがなにしました。


――めちゃくちゃ考えてるんですね!

可恩:私たちも知らなかった!
さり:初めて聞きました!


――それは最初にアイドル活動するときに決めたんですか?

ゆま:そうです。ちゃんと考えて活動しようと思って決めました。
可恩:エラい!


――世の中には勝手に名前を決められちゃうアイドルもいますから。

可恩:そうそう。(清 竜人25では第6夫人として清 可恩を名乗っていた)私みたいに(笑)。


――それが最高だったんですけどね。雪乃さんの名前の由来は?

さり:私は姓名判断を信じている派で。
可恩:わかる〜。
さり:可恩ちゃんもよく気にしてるよね。下の名前は本名に由来してるんですけど、苗字は姓名判断でいろいろ当てはめていった結果、雪乃になりました。


――思いつく名前をひたすら姓名判断したんですか?

さり:そうです。いま思えば夏生まれだし、寒いのも苦手だから、ちょっとミスった疑惑もあるんですけど……。でも、いまは雪乃さりという名前がしっくりきてます!




――話のネタとしてはおいしいですね(笑)。改めて結成の経緯を聞けたらと思うんですけど、可恩さんの清 竜人25解散後から振り返っていただけますか?

可恩:もう5年前ですね。2017年に清 竜人25の解散ライブがあって、本当に華々しく終わらせてもらったので、1ミリも未練なく、思い残すことはないなと思っていたんです。それで次に何をやりたいか考えたときに、やっぱり音楽が好きだったので、バンドやろうと思って。


――もともとアイドルになる前はバンドをやっていたんですよね?

可恩:そうですね。中高ずっと。それで自分の好きなことを好きなように挑戦してみる何年かにしよう、そのなかで今後やりたいことが固まればいいなという気持ちで、Dreamy Meltsというバンドを始めたんです。バンド活動は本当に楽しくて、ずっと子供のままでいられたというか。でも、将来のこともちゃんと考えてて、20代のうちに友達と好きなことを全部やろうと思っていたんですけど、コロナ禍でいろんな計画が破綻しちゃったんです。ヨーロッパ旅行するためにお金も貯めていたけど、それも一旦諦めようと思って。


――いまだに自由に海外に行けないですしね。

可恩:そんななかでバンド活動と並行して、高井つき奈ちゃんがプロデューサー兼メンバーのsimpatixというアイドルユニットに期間限定で参加したんですけど、セルフ運営ということもあって、すごい楽しくて。そのあたりから「こういうやり方が私には合ってるかも」と考えるようになったんです。ただ、いずれアイドルのプロデュースはやりたいけど、自分が表舞台に立つかどうかは悩んでて。そう思っていたときに魅力的なアイドルオーディションを見つけて、自分の気持ちを確かめたいと思ったんです。


――それで去年、オーディションに参加して。

可恩:はい。そのオーディションでゆまちゃんとも出会ったんですけど、最終の合宿審査がめちゃくちゃハードだったんですよ。
ゆま:本当に大変だった!
可恩:1日10時間くらいダンスと歌のレッスンをしたり。
ゆま:自主練習もしていたしね。
可恩:私、いままでどこに行っても年下だったから、みんなに甘やかされて生きてきたんですけど、そこでは自分が最年長で、経験者でもあったから、チームのまとめ役みたいなポジションを与えられて、それがめちゃくちゃ嫌で(笑)。


――清 竜人25でも末っ子でしたしね。

可恩:そうなんですよ。でも、自分なりに模索してやっていくうちに、チームのみんなが本当にいい子ばかりで、こんなにマジメにアイドルをやりたい子がいっぱいいるんだと感じたんです。結果としては合格できなかったんですけど、自分としてもアイドルというものに改めて向き合う時間になって。こういう子たちと一緒に自分の思うアイドルがやれたらおもしろいかもなと思ったし、好き勝手やっている私に「アイドルの可恩が見たい」と言ってくれたオタクにも恩返ししたかったし、私も本当にアイドルがやりたいんだなと思ったんです。


――それで自分でアイドルグループを作ろうと。

可恩:はい。それでオーディションで仲良くなったゆまちゃんと話していくうちに、その人柄とかに惹かれて。こんなかわいい見た目をしてますけど、けっこう男勝りなところがあるんですよ。
ゆま:はははは(笑)。
可恩:アイドルって体育会系なところもあるじゃないですか。ゆまちゃんは根性あるというか、すごく芯があっていいなと思ってて。それで合宿が終わってからも「こんなに燃えてるの久々!」っていうくらい気持ちが収まらなくて、次の日から企画書を考え始めたんです。それがある程度まとまったところで「ちょっと遊ばない?」って、ゆまちゃんに声をかけました。



ゆま:私は可恩ちゃんのお誘いだったから、一緒にやりたいと思って。オーディションでは私たちのチームが、いちばん一人ひとりの個性を出せていたし、いちばん一体感もあるグループだったと先生にも褒められたんです。その個性や一体感を引き出せたのは、可恩ちゃんのおかげだと思ってて。可恩ちゃんは自分では向いてないと言ってますけど、私からしたらまとめる力もあるし、プロデュース力もあるし、やさしいし、でもちゃんと強さがあるし、安心してついていける人だなと思って。
可恩:うれしい!生きててよかった!


――その2人で会ったのは、いつ頃だったんですか?

ゆま:去年の9月くらいだったかな。さりちゃんとは10月には会ってたよね?
さり:最初に連絡をもらったのが9月下旬だったかな。


――雪乃さんとは、どこで出会ったんですか?

可恩:さりちゃんは違うオーディションに参加してて、その動画を私もゆまちゃんも見ていたんです。その頃から2次元要素を入れたいという話はしていたんですけど、「もうセンターはこの子しかおらん!」っていうくらい、さりちゃんがいたらキャラクターも声もすべてが完成すると思って。本当に忘れられないんですけど、最初に喫茶店で顔合わせしたときに、かわいすぎて「マジか……」となったんです。そのくらい華があって、お話しした感じも気が合いそうで、絶対に入ってほしいなと思って。


――最初は何で連絡したんですか?

可恩:ツイッターのDMです。ありったけの経歴を並べて、怪しい人じゃないよみたいな(笑)。会ってくれると返事をもらったときは、2人で震えましたね。そんな感じで3人が揃うまではバババッと進んだんですけど、最初は5人くらいで考えていたんです。だから他の人を探したり、実際に会ったりもしたんですけど、うまくピースがハマらなかったというか。それならこの3人で気持ちも共有できていたし、まずは3人で始めてみようと思ったんです。


――雪乃さんは、加入前は何をしていたんですか?

さり:私は雪乃さりになってから、まだ1年くらいで。もともとは別の事務所にいたんですけど、どうしても受けたいアイドルのオーディションがあって、チャレンジして、最終で落ちてしまって。ずーん……ってなっていたときに、可恩ちゃんから連絡をもらったんです。


――奇跡的なタイミングだったんですね!

さり:同じ頃に他の事務所からもお話をいただいたんですけど、私は縛られるのは苦手というか。やりたいことはいっぱいあるし、好奇心も旺盛なので、セルフのほうが合ってるかなと思ったんです。それに2人もオーディションに落ちたっていう同じ境遇だったから、一緒にがんばれたらいいなと思ったし、特にゆまちゃんはもともと配信を見てて気になっていたんですよ。
ゆま:うれしい。
さり:そのときから「いい子だな」と思ってて。私、配信とかもそうですけど、会ったときにビビビってわかるんです。可恩ちゃんと会ったときも、私のいい子センサーが働いて。ここは私がちゃんと馴染めるグループだなと思ったから、ここに入ってアイドルすることに決めました。


――事務所に入る選択肢もあったなかで、このグループを選んだということですよね。

さり:ここしかないと思った。
可恩:うれしすぎるんですけど!いまの太字にしておいてください!


――名言出ましたね。逢花さんは可恩さんと出会う前からアイドルをやっていたんですか?

ゆま:やってました。BabyHolicというセルフアイドルのグループだったんですけど。


――それもセルフアイドルだったんですか?

ゆま:そうなんです。天の河ちゃるんさんという人がプロデューサーで、「バブ中毒」というコンセプトでやっていたんですけど、コロナの影響もあって、1年4カ月くらいで解散することになっちゃって。そこから可恩ちゃんと同じオーディションを受けて落ちちゃったんですけど、それからはソロでイベントやライブをやってました。


――セルフアイドル一筋だったんですね。この3人でyoumenosayを結成して、グループ名はどうやって決まったんですか?

可恩:これは私が考えたんですけど、グッズを作るときに英語のほうがかわいいな、でも言葉は日本語がかわいいかもっていうのが最初にあって。それで私はDreamy Meltsというバンドをやってて、自分が作っているアクセサリーブランドもhakuchumuという名前で、ずっと「夢」がつくものをテーマに生きてきたんです。そこから広げていって、「○○のせい」ってかわいいな、言葉としてもいいなと思って、「夢のせい」に決めました。そこに「あなたに」っていう意味でyou、「伝える」という意味でsayをつけて、そうすると「y」から始まって「y」で終わるので、そのバランスもいいなと思って。


――そこまで考えていたんですね!

可恩:youmenosayという言葉には「ここまで私たちも夢を追いかけてきてしまったな」みたいな意味もあるし、「夢の妖精」みたいなかわいさもあるし、「君に伝える」みたいなしっかりした意味もあるし、トリプルミーニングで最強の名前だと思って。それで姓名判断というか、社名占い的なものをしたら、ぼちぼち運気も悪くないし、人への感謝や謙虚な心を持ち続ければうまくいくと書かれていたので、「この名前でがんばります!」って決意しました。


――もし運気が悪かったら、違う名前になっていたんですか?

可恩:そうですね。私、めちゃめちゃ姓名判断とか占いとか吉日とか信じてて。それでダメだった分にはいいけど、ちょっとでもよくなる可能性があるんだったら、それをやらない理由ある?みたいな(笑)。名前を本名にしたのも、前は清 可恩だったから、しっくりくる違う苗字が思いつかなくて可恩だけにしていたんですけど、何ひとつ悪い運気のない名前だから、本名でやったほうがいいと言われてたんです。今回は何がなんでも成功させたかったから、ちょっとイカついですけど本名の北郷可恩に変えました。


――そんな理由があったんですね!youmenosayは「自分たちのリアルなアイドル活動を原作にノンフィクションでのアニメ化を目指す」というコンセプトを掲げてますけど、3人で話し合って決めたんですか?

可恩:2人から意見をもらいつつ、最終的には私がまとめた感じですね。私は25をやっていたときに、アニメに救われていたんですよ。最初は現実逃避みたいな感じだったんですけど、見ていくうちに知らない世界を疑似体験できることに気づいて、「アニメ最高!」ってなったんです。その素晴らしさを伝えたくて、バンド活動と並行してアニメライターの仕事も始めたら、だんだんアニメを作りたいと思うようになって。それでアニメ会社を作ろうかなくらいまで思ったときに、さっきのオーディションをきっかけに、アイドルをやりたい気持ちが強くなって。でも、私はアイドルの目標だけで、がんばれる自信がなかったんですよ。


――それはなんでですか?

可恩:25で目標が一回叶ってしまったから。大きいところでライブしたいとか、TIF(Tokyo Idol Festival)に出たいとか、もちろんやりたいことなんですけど、そこがどういう場所だったかも知ってるし、そこのモチベだけではグループを作れないと思って。それで、いま自分がやりたいことを考えたときに、アニメになりたい、2次元になりたい、それをアイドルと掛け合わせて大きな舞台に立ったらおもしろいんじゃないか――そう思ったら、めちゃめちゃモチベが上がったんです。その目標に2人も共感してくれたので、私の気持ちもメラメラメラメラ!って。それがコンセプトが固まった瞬間でした。


――逢花さんと雪乃さんは、このコンセプトをどう感じていますか?

ゆま:私も小学校からアニメやマンガが好きで、本当に作りたいという気持ちは似てて。マンガを描いてみたり、アフレコしてみたり、趣味程度ですけど自分でやっていたこともあったんです。私が「死ぬまでにやりたいことリスト」のなかには、「声優になりたい」という夢もあって、声優の養成所に通っていたときもあったんですよ。その夢はアイドルを優先したいと思ってやめたんですけど、2次元になりたい、アニメ化したいって言われたときは、他にやりたかった夢も叶うんじゃないかなって、またワクワクが生まれて。最高のコンセプトだなと思いました。
さり:私も2次元という部分にすごく惹かれて。2次元の姿でやる配信もやっていたこともあって。


――VTuber的な?

さり:そうです。もともと普通のアイドルにはなりたくないという思いもあったから、2次元になりたいアイドルと聞いて、「めっちゃやりたい!」と思いました。


――そのコンセプト通り、アーティスト写真は実写とイラストとが合体したものになってますけど、誰が描いたんですか?

可恩:かしわぎつきこさんという方で、アイドルのイラストもたくさん描かれてて、マンガも描けるんですよ。そこは大きなポイントで。いまマンガも描いてもらってる最中なんです。もともと同人誌で『ラブライブ!』を描かれていたので、私たちのコンセプトにピッタリだし、ご本人もメンバーになってもらいたいくらいかわいくて。ご一緒できて本当によかったです。




――曲のほうも一足先に聴かせていただいて、お世辞抜きに名曲だなと思ったんですけど、誰が作っているんですか?

可恩:歌詞は全部私が書いて、曲は私が作ったり、作家さんに作ってもらったりしてます。そのなかの1人は、バンドをやってるときにブッキングでお世話になっていた山本一輝さんという方なんですけど、一緒に『桃鉄』とかするようなお友達で、最近アイドルの曲を書いてると言ってたので聴かせてもらったら、めちゃくちゃよかったんです。アニオタという共通点もあったので、私好みの曲を書いてもらえるんじゃないかと思ってお願いしたら、想像していた以上のものが返ってきて。


――どういう感じで発注したんですか?

可恩:山本さんには2曲お願いしたんですけど、1曲はガチエモな曲、もう1曲は私たちのデビュー曲にふさわしい曲という感じで、バチバチにプレッシャーをかけました(笑)。特にデビュー曲のほうは、私たちの今年のテーマが「RE:START」なので、それにふさわしく、グループを代表するような、10年後に聴いてもyoumenosayといえばこの曲みたいな、これが売れなかったら作家やめるわくらいの曲を書いてほしいと言ったんです。


――プレッシャーのかけ方がエゲツない(笑)。

可恩:いちおういくつか楽曲リファレンスも送りましたけど、最初に届いたデモを聴いた瞬間に「天才かよ!」と思って。1回聴いただけで歌詞がぶわーって浮かんできたんです。その歌詞もファンと自分たちの関係性とか、youmenosayがどういうグループなのかとかを提示できるものにしたいと思って書いたので、デビューにふさわしい曲になったと思います。


――一緒に『桃鉄』やってた相手が、まさかの天才だった。

可恩:いや、ビックリですよ。こんないい曲書けたのかよー、早く教えろよーと思いましたね(笑)。エモい曲のほうは、こういう構成にしてほしいとか、転調をかなり入れてほしいとかリクエストしつつ、これで泣けなかったら人間やめるくらいの曲を書いてほしいって。
ゆま:さっきからすごい(笑)。
可恩:またプレッシャーをかけてしまったんですけど、最初の曲をもらったあとだったので信頼もしていたし、結果的に思い通りの曲ができあがって、本当に自信作です。


――これを読んだ人のハードル上げちゃいますけど、それでも軽く期待を超えてくる曲だと思います。逢花さんと雪乃さんは、自分たちの曲ができて、どんなことを感じました?

ゆま:どの曲も系統は違うんですけど、私はいろんな曲をやりたかったから、全部好きなんです。それに、可恩ちゃんが作詞してくれたから、歌詞も自分たちに合ってて、歌ってても気持ちが乗りやすいんです。
さり:私は初めて可恩ちゃんに会ったときにデモを聴かせてもらったんですけど、正直セルフだとお金もかけられないから、そんなに曲には期待してなかったんです。でも、聴いた瞬間に「これはいける!」と思って(笑)。
ゆま:わかる!私も「これは売れる!」って思った。



さり:しかも、最初に聴いたときより、いまのほうが何倍もパワーアップしてるから、超最強の曲だと思ってます。歌うのは大変でしたけど(笑)。


――レコーディングは可恩さんがディレクションしたんですか?

可恩:ゴリゴリにディレクションしました。「いいぞ、さりー!」とか、「もうちょっとぶりっこしてみようね」とか言って、もう変態プロデューサーみたいな感じでしたね(笑)。


――竜人さんの気持ちがちょっとわかったんじゃないですか?

可恩:いやー、そうなんですよ。最近わかりすぎて嫌なんです(笑)。でも、2人ともちゃんとついてきてくれて、本当にこの子たちと一緒にやれてよかったと思いました。歌詞を書いているときも、「ここはこの子に歌わせたらおいしいな」とか、みんなのいい部分を出せるように考えながら作ったので。
ゆま:本当に愛が伝わってくる楽曲です。


――振付は誰がやっているんですか?

可恩:竹森徳芳さんという方にお願いしました。simpatixの振付をしてくれてた先生なんですけど、ものすごい私好みだし、ここでこういう表情したらいいよとか、ステージングについても教えてくれるところも愛があって素敵だなと思ってて。あと、竹森先生とは一緒にアニメを作ったことがあって。


――振付の先生がアニメですか?

可恩:すごい絵が上手なんですよ。コロナ初期に暇だからおもしろいことやろうみたいな風潮があったと思うんですけど、そのときに私はいろんな人と遊びでアニメを作ってて、最初にイラストを描いてもらったのが竹森先生だったんです。そういう経緯もあったから、竹森先生と一緒にやれたらなと思ったんですよね。


――曲とダンスと、あとは衣装ですね。

可恩:衣装は25のときからお世話になっていた成田あやのちゃんにお願いしました。25の衣装は佐野夏水さんが担当してくれてたんですけど、あやのちゃんはアシスタントで入ってて、「いつか私もスタイリストになるからね」みたいな感じだったんです。それで私のバンドの衣装を作ってもらったこともあったんですけど、いまや衣装展をやるくらい有名になって。私たちとしては「RE:START」をテーマにしていたし、いままでお世話になった方と、もう一回お仕事するところから始めたかったんですよね。


――いままでの人脈フル活用ですね。衣装でこだわったポイントは?

可恩:とにかく雲に見えるように作ってもらいました。


――雲って、空に浮かぶ雲ですか?

可恩:はい。グループカラーが白なので、白くて映える衣装がいいなと思って。メンバーカラーも別であるんですけど、最初はキャラクターよりもグループのコンセプトを全面に出したかったんです。それに、いまは3人とも髪色でメンバーカラーがわかるし、そこもアニメっぽいなと思ったので、衣装はシンプルにかわいくしました。
ゆま:スカートへのこだわりがすごかった。
さり:うん。ふわふわ。





可恩:雲って、夢と似ていると思うんです。あるようでないというか、触われないし、食べられない。その感じがグループのモチーフに合うなと思って。だから、雲が動いてるような、妖精感が出るようなデザインになったらかわいいなって。それを具現化してもらいました。


――そこまで考えての雲だったんですね!曲も振付も衣装も揃って、5月7日のデビューライブでは、どんな姿を見せたいですか?

可恩:ここまで半年以上かけて準備してきて、楽曲にも、ダンスにも、衣装にも、私たちがアイドルにかける想いが現れていると思うんです。あと、ちょっとアニメチックな演出があるので、そういう部分でもアイドルシーンに一石を投じられたらいいなと思ってます。
ゆま:私は前のグループをやっていたときから、ずっとついてきてくれたファンの人にも、オーディションで応援してくれたファンの人にも、またこうしてアイドルをすることで恩返ししたい気持ちがあって。前よりもいいものを見せたいし、ずっと応援してきてくれてありがとうという意味も込めて、デビューライブを成功させたいなと思ってます。
さり:私はアイドルとしてステージに立つのが初めてなので、想像がつかない部分もあるんですけど、以前参加したオーディションのときに、体育館でライブする審査があって、超ダメダメで、ずっとずっと後悔してて……。
可恩:大変だったもんね。
ゆま:がんばってたよ。
さり:そのときは全力だったけど、客観的に見たら全然できてないし、自分のいいところを出せてないじゃんと思って。配信審査で応援してくれた方々がいたから立てたステージだったのに、そういう姿しか見せられなくて、私は何も返せなくて……。でも、このデビューライブは、やっと私から返せるチャンスなので、絶対に後悔しない姿を見せたいです。
可恩:私も含め、みんないろいろな人生を歩んできているので、本当にリスタートの1日になると思うんです。デビューライブは1回しかできないし、私たちの第1話になるので、是非そこに立ち会っていただけたらうれしいです!



(TEXT:タナカヒロシ)


youmenosay


2022年3月26日、「本物の2次元アイドルになりたい」という夢を持った北郷 可恩(ほんごう かのん)、逢花 ゆま(あいはな ゆま)、雪乃 さり(ゆきの さり)の3名により結成を発表。可恩が総合プロデュース、リーダーを務め、自分たちのリアルなアイドル活動を原作に、ノンフィクションでのアニメ化を目指すセルフアイドルユニット。ライブはもちろんのこと、アニメ化するという夢に向けてメンバーのキャラクターデザインやキャラクターボイス、ノンフィクションの漫画などが制作される。2022年5月7日に渋谷DIVEにてデビューライブを開催予定。



【ライブ情報】


youmenosay debut live「RE:START」


2022年5月7日(土)


渋谷DIVE


Open17:30/Start18:00


出演:youmenosay/パピプペポは難しい/APOKALIPPPS/あそこでクマがおどってるっっ!


前売り3,500円/当日4,000円(ともに別途ドリンク代必要)


配信チケット 2,000円


▼チケットはこちら▼


https://youmenosay2022.bitfan.id/contents/47746


【リンク】


youmenosay公式サイト


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